カリウムには、高い血圧を予防したり、改善する効果があるといわれています。むくみにも効くと言われていますが、カリウムのサプリメントには、どんな効果があるのでしょうか?

カリウムには、高い血圧を予防したり、改善する効果があるといわれています。むくみにも効くと言われていますが、カリウムのサプリメントには、どんな効果があるのでしょうか?

塩分の主成分であるナトリウムとバランスをとっているミネラル、カリウムのはたらき

がん、心筋梗塞、脳卒中、高血圧、糖尿病。いずれもよく耳にする疾患です。これらの中には、三大疾病と呼ばれ、保険会社が独自に医療保険を出しているものもあります。がんや糖尿病は、三人に1人がかかるといわれ、50代になると脳卒中や心筋梗塞で倒れる人が増えています。
厚生労働省は、生活習慣病の予防のため、カリウムの一日の摂取目安量を明記しました。男性で2500ミリグラム、女性で2000ミリグラムとされていますが、高血圧予防のためには3500ミリグラムの摂取が望ましいとされています。高血圧の人の中には、予防や症状の緩和のために、カリウムのサプリメントを摂る人もいます。
カリウムはミネラルの一種で、人の体には欠かせないものです。
人の体が必要とするミネラルはいくつもの種類がありますが、その中でもカリウムは体重のおよそ0.2%に存在し、カリウム以外に人の体に多く存在するのは、骨の主成分であるカルシウムとリンだけです。そのことを考えると、いかにカリウムが人体に多く存在するかわかるでしょう。
これだけ多く存在するカリウムですが、何故不足するのでしょうか?
塩分の主成分はナトリウムですが、ナトリウムはカリウムと拮抗する作用があるため、汗をかいたり、おしっこをすると、一緒に排泄されます。熱中症にかかりやすい季節には、汗で必要なカリウムが失われやすいので、特に注意が必要です。
カリウムには、筋肉の収縮や、脳や神経の伝達をスムースにするはたらきがあります。心臓や動脈も筋肉でできているので、カリウムには、心臓や筋肉の機能を調整するはたらきがあります。
また、細胞の浸透圧を一定に保ちます。細胞外の体液に含まれるナトリウム濃度が高くなると起きるのが「むくみ」です。

カリウムは、どんな食品に多く含まれているのでしょうか?どうしてサプリメントで補う必要があるの?

サプリメント
カリウムは、果物、野菜、肉、魚など、ほとんどの食品に含まれます。多く含まれる食品は、ドライアンズ、パセリ、チョコレート、アーモンド、ピスタチオ、じゃがいも、筍、ひじき、アボカド、バナナ、大豆などですが、これらの食品を特に意識して摂るより、まんべんなく色々なものを食べた方が、効率よく摂れます。
ふだんの食事で不足することは、ほとんどありませんが、水に溶けだしてしまう性質があるため、煮たり、茹でたりすると、かなりの量が失われてしまいます。スープなどで煮汁も捨てずに利用するなど、調理法や、生野菜を食べるなど、工夫するといいでしょう。
多くの食品に含まれるカリウムですが、年を取ると、小腸からカリウムを吸収する力が衰えます。年齢と共に、心臓病や高血圧のリスクが高まるのは、こうした理由によるものです。
塩分の多い食事を摂ったりするほかに、利尿剤を飲んでいる人や、アルコールやコーヒーを多く飲む人は、カリウムが不足しがちです。
ただし、腎臓病の人では、カリウムの過剰摂取で病状が悪化することがあります。これは、カリウムの排出を制御する腎臓のはたらきが、腎不全になるとカリウムをうまく排出できなくなり、体内のカリウム濃度が上がり、高カリウム血症になるためです。高カリウム血症になると、命にかかる不整脈を誘発する危険があるため、注意が必要です。

参照:肝臓 サプリメント